Photo Diary

ガーデンに咲く白い花

ガーデンには今白い花ばかり咲いています。
白のﾓｯｺｳﾊﾞﾗ、ﾅﾆﾜｲﾊﾞﾗだけでなくこれは木に咲く白い花です。
オオデマリ（大手毬）
スイカズラ科　ガマズミ属
あまり大きくならないようにちょきちょき切っていますが、花が付かなくなるのではないかと
少し心配です。


ウツギ（空木）
別名は，♪卯の花の匂う垣根に...という，あのウノハナ（卯の花）です。山野でもよくみられます。茎が中空なので空木と呼ばれます。

ヤマブキ（山吹）の白です。
バラ科　ヤマブキ属で、和名の山吹は、古くは山振の字があてられ、しなやかな枝が風に揺れる様子から名付けられたとされています。

斑入りの葉を持つ花達

斑入りの葉が好きなので、ガーデンには斑入りの葉をもつ花がいくつかあります。
今咲いている花です。
エリシマム
アブラナ科の多年草で通常白・黄・橙などの花色なのですが、これは美しいクリーム色の斑入り葉にローズピンク～ライラック～ブロンズオレンジへと美しく色変化する珍しい品種です。
別名で「ウォールフラワー」とも呼ばれ種まきやさし木で増やせます。
耐寒性は強いですが、耐暑性が弱いため暖地では夏を越すことがむずかしいようです。

フロックス.ディバリカータ（モントローズトリカラー）
キョウチクトウ科で耐寒性があり日なたから日陰にまで向く宿根草です。
クリーム色の斑入葉が季節により、トリｶﾗｰに発色するということです。

ザイールバリエガータ
キク科の宿根草です。耐寒性・耐暑性に優れ、暖地では戸外で越冬します。

アマドコロ（甘野老）
痩せこけたアマドコロの斑入りです。
和名の「アマドコロ」は、根茎がヤマノイモ科のトコロ（オニドコロ）に似て、甘味があるということから付いたもののようです。
多年草で茎には稜があり、角張っているのでよく似たナルコユリと区別できます。
茂みの中に咲いていました。

クレマチスも咲き始めました

これは１５年以上も前に友人よりいただいた苗が大きくなったものです。
あまり剪定をしないで伸ばしていたのですが５年ぐらい前より花つきが悪くなってきたのでおととし思い切って根元より切る強選定をしました。
そのかいあってか再び大きくなり花を付けるようになりました。


モンタナ・スノーフレーク
柱にバラと一緒に這わせていたのですが去年突然枯れてしまい、改めて今年購入したものです。

春の野草 黄色シリーズ Ⅱ

コメツブツメクサ（米粒詰草）
ヨーロッパから西アジアにかけての地域が生まれ故郷の帰化植物です。
名前にあるコメツブは、米粒のように花が小さいことを意味しています。シロツメクサ、アカツメグサの仲間でそれらを小さくしたような感じです。花は黄色で、密集して咲きます。

クサノオウ（瘡の王・草の黄）
草全体がやわらかく粉をまぶしたような黄色を帯びています。茎や葉に傷をつけると黄色い汁が出てきます。クサノオウの名前はたん毒（ひふ病）を治す効き目があるのでクサの王と呼ぶという説があります。有毒成分を全草に含み、食した場合はおうと、めいてい状態、こん睡、諸器官まひなどの症状を起こしますが、民間薬としての効能もあります。
山間をドライブしていた時に見つけました。ケシ科のとても可愛らしい花です。

キツネノボタン（狐野牡丹）
別名を コンペイトウグサ とも言われています。
野原に生え、葉がボタンを思わせるのでキツネノボタンと呼びます。春先、水田のあぜや溝のそばなど湿り気のある場所に普通に見られる野草です。黄色い花と金ペイ糖のような果実が特徴です。草全体に有毒成分を含んでいます。食べた場合には口内炎、胃腸炎、血便などの症状を起こします。

タガラシ（田枯・田辛）
タガラシの名前は、葉にから味があるからという説と、田にはびこって田を枯らすからであるという説があります。草全体に有毒な成分を含み、口内炎や胃腸炎を起こします。春先の田に黄色い花を咲かせているので、目につきます。仲間のキツネノボタンに似ていますが、キツネノボタンは球形の金ペイ糖のような形の果実をつけます。タガラシはだ円体の果実の集まりです。
上のキツネノボタンに画像ではよく似ていますが花の大きさは半分以下です。

バラのシーズン到来

本格的に」バラが咲き始めました。
シロモッコウバラ(白木香薔薇)
その薫りは明の時代より中国人にも愛され、「木香花」と呼ばれています。「木香」の名は、そもそも、根を漢方薬として用いる「木香菊」の香りに似ているところに由来しています。
刺は一切ないが、まれに思い出したように小さなとげがぴょっこりとつくことがあります。

ナニワイバラ（難波薔薇）
中国原産で観賞用に栽培される常緑、薬用として入り、九州や四国で野生化しています。
良い香りがします。花の大きさは８ｃｍ位、茎はつる状。果実に刺が有ります。
和名は昔、大阪の植木屋さんから広まったことからだそうです

オフェーリア・クライミンングOphelia Clg.
ハイブリットティーのオフェーリアのつる性です。
少し他の蕾より早く咲きすぎてしまったからか、時期はずれに咲くバラのように本来のこのバラの形とはかなり違います。
命名の由来はシェークスピアの悲劇「ハムレット」に由来します。

レディヒリントン・クライミングLady Hillingdon Clg.
レディヒリントンの蕾です。
赤みを帯びた特徴のあるしなやかな枝先に重たげに花開き、枝は花の重さを支えきれず、うつむきかげんな姿になる例が多いようです。
華やかな、しかし、どこかしら控えめな印象がこの品種の魅力のように思います。

見分けがつきますか？

ちょっと見るとそっくりの花の三枚の画像ですが見分けがつくでしょうか。
それぞれヤブヘビイチゴ、オヘビイチゴ、ミツバチグリですが・・・
バックに薄く写っている葉をよーく見て下さい。それぞれ違います。
ヤブヘビイチゴ（藪蛇苺）
バラ科ヘビイチゴ属の植物です。
仲間のヘビイチゴは食べられないものと考えている人も多いようですが、食べられないわけではなく、食べても味がなく食用に適さないのです。そのため、蛇が食べたらよいだろう（蛇が食べる）と考えた名前なのです。ヤブヘビイチゴはやぶに生えるヘビイチゴという意味でヘビイチゴよりやや大きいです。葉はだ円形で葉縁に鋸歯があります。

オヘビイチゴ（雄蛇苺）
野原や田畑のやや湿気のある場所にかたまって生えているのを見ます。花の黄色がよく目立ち花の時期には黄色に染まって見えます。オヘビイチゴの名前はヘビイチゴより大きいことからつけられました。ヘビイチゴの名前がついていますが、イチゴ状の果実はできません。
葉が三つ葉ではなく五葉なので見分けやすいです。

ミツバチグリ（三葉地栗）
バラ科　キジムシロ属でヘビイチゴとは属が違います。
ミツバチグリは、ツチグリに似て葉が３葉なのでこの名前がつきました。
ヘビイチゴと似たような赤いイチゴもどきの実をつけますが食べられません。
ご覧のように花数が多く、群生していることが多いです。

ブルーの花の野草

ハナイバナ（葉内花）
ハナイバナは名前のように葉と葉の間に花がつくので、葉内に花がある、ハナイバナと言われるのです。キュウリグサと同じような場所に生えるので間違え易いのですが、花の柄の下に１枚の葉がついています。

マツバウンラン（松葉海蘭）
茎が大変に細く弱々しい感じがしますが、群生していると見栄えがします。
北アメリカ生まれの帰化植物です。名前の由来は、同じゴマノハグサ科のウンラン（海蘭：海辺に咲いて蘭の花に似ている）の仲間で草全体が大変に細いことによります。淡い紫色をした花は大変に小さいのですが、その形はくちびるの形をしていてなかなかきれいです。
近頃は花壇の跡地などに群生しているのがみられます。

ノアザミ（野薊）
アザミの名前の由来は「アザムクサ」が、なまったものと言われています。”アザム”の意味は”あざ向く”ことで、花が綺麗なので手をだすと、とげが痛く、思わず顔をそむけてしまうことからだそうです。食用が可能で薬用効能も有るそうです。

ノジスミレ（野路菫）
タチツボスミレと同じようにごく普通に見られる種類です。
スミレの仲間は閉鎖花と呼ばれて花を開かないで種子をつける働きがあります。ノジスミレも写真のような花を咲かせた後もつぼみがつくのですがこれが閉鎖花で花は見られません。何時の間にか種ができているのです。

ツルマサキ

ガーデンは自然な雰囲気がでるように土が見えないほどいろんな下草で覆われている。
これは下草として植えられている三種類の斑入りのツルマサキです。
和名をリュウキュウツルマサキといいつる性常緑です。
たいへん丈夫な植物で日当たり地、半日陰どちらでもよく育ち、土質もえらばず、コンパクトに作りたいときは枝が伸びたら剪定すればいいのです。
病害虫もほとんどつかなく、ロックガーデン、グランドカバー、門柱や石垣に這わせる事も可能です。
品種は最近多くなり好みに応じて葉の色、種類を選ぶと良いでしょう。
ちょっと手間がかかるが石垣に這わせたりするには貴重な植物です。
常緑であるだけでなく耐寒性も有り有望な植物と言えます。
と植物図鑑に書いてありました（笑）

オドリコソウの踊り

オドリコソウの種類をまとめてみました。
ヒメオドリコソウ（姫踊子草）
ヨーロッパ生まれの帰化植物で、同じシソ科のオドリコソウ（花の形が笠をかぶって踊る人の姿に似る）を一回り小さくしたような花なので、姫踊子草と名づけられていますが、花の形はホトケノザに似ています。上部の葉は紫がかった緑色をしています。

ヒメオドリコソウ
上のヒメオドリコソウにはシロバナもありますがこれは花は白というにはピンク色をしています。
かと言って上のに比べると明らかに葉はシロバナのものです。
同じとことろに咲いていたので、日陰に咲いていたから葉がみどりになったとも思えません。
皆さんどう思われますか～

オドリコソウ（踊り子草）
花は茎を取り囲むようにして上部の葉のわきについています。上とだぶりますが花の形が笠をかぶった踊り子の姿に似ていることからオドリコソウの名前がついています。
淡いﾋﾟインクのオドリコソウ

ラミューム
前に紹介しましたが園芸種のラミュームでオドリコソウの仲間です。

カラスノエンドウの仲間達

今日はカラスノエンドウの仲間を紹介します。
一番大きな実のなるのがカラスマエンドウ、二番目がカスマグサ、最も小さい実をつけるスズメノエンドウの３種類が見られます。
カラスノエンドウ（烏野豌豆）
春の野にどこにでも見られる野草です。
カラスの名前はスズメノエンドウなどと比較した大きさを表すことばです。完全に熟すとさやと種が黒いので、カラスノエンドウと言う説もあります。
白花もあるそうです。子供の頃この実でよく笛をつくって遊びましたね～

カスマグサ（カス間草）
カスマグサの名前は、その大きさがカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間なので、カラスノエンドウとスズメノエンドウの頭文字の「カ」と「ス」を用い「カ」と「ス」の間、カスマグサとつけられました。カスマグサは花柄の先に２個の紅紫色の花をつけるのが特徴です。

スズメノエンドウ(雀野豌豆）
スズメノエンドウの花は大変に小さく４mmほどです。
スズメノエンドウの名前はカラスノエンドウと大きさを比較してつけられたものです。小さくてよく似たものに上のカスマグサがあります。スズメノエンドウは柄の先に花が４～６個かたまってついています。

この花の全体像です。